このブログを読んでいるということは、運動を始めようと思い立った方だと思います。
実は、そう思えたことが、「とても大きな一歩」を踏み出すことができたということなんです。
運動が必要なのに、運動を始めようと思う人は多くはありません。
健康診断の悪い結果をみても、社内で健康セミナーなどを受けても、全く興味を示さない・・・
全く興味を示さない人に、興味を持たせるのは本当に困難です。
運動は、日本(?)ではネガティブなイメージなんでしょうか?
アメリカのスポーツ医学会では、「Exercise is Medicine」なんて言われています。
運動が薬と同等ということなんですよね。
身体を動かすことを、もっと大切にして欲しいです。
かと言って、「運動」って身構える必要は全くありません。
もっと気軽に、そして身体を動かすことを楽しんで欲しいです。
しかし、既に運動に対して、身構えたり、抵抗感を持っている人もいるはずです。
そんな方には、まず身体を動かすことから始めることをオススメします。
身体を動かすことに慣れてきたら、少しずつレベルを上げていけば良いのです。
例えば、次の様な感じです。
心と身体を少しずつ慣らしていくことで、「運動」に対するバリアをなくしていきます。
では、それぞれについて具体的に見ていきましょう。
本格的な運動を始めるまでの5ステップ
ステップ1:家の中で身体を動かす
家の中でやるので、移動する煩わしさがありません。
そして、特別なことをするのではなく、家の中でやれることを実施します。
家事、例えば掃除している時も、身体を動かしているということを意識しましょう。
「脚の筋肉が動いているな!」っといった感じです。
また、関節を曲げ伸ばし、回転させてみましょう。
肩回し、膝回し、足首回し、屈伸、伸脚、アキレス腱伸ばし、上体回しなど。
これなら、スペースも時間も取りません。
苦しくもないですし、逆に、気持ちいいと感じるはずです。
ステップ2:家の周りを散歩してみる
ステップ1で身体を動かすことに慣れてきたら、自宅を飛び出してみましょう!
自宅の周りを散歩します。
自宅の周りにどんなものがあるのか、どんな木があって、季節によってどんな花が咲いているのか?
意外と気づいていないことが多いのではないでしょうか。
最初は5分程度から始めてみましょう。
しばらくしたら、少しずつ時間や距離を伸ばしてみましょう。
時間や距離は、楽しめる範囲でやることが大切です。
毎日、30分程度の散歩が楽しくできるようになったら次のレベルです。
ちなみに、30分は、10分を朝、昼、夕方の3回、といった感じでもいいですよ。
ステップ3:1日1回ラジオ体操をしてみる
散歩にプラスαしてラジオ体操をやってみましょう。
ラジオ体操(第1)は、多くの方が慣れ親しんでいるので良いかなと思います。
ラジオ体操(第1)の運動強度は4メッツです。
これは、階段をゆっくり上る、自転車に乗る(時速16km)などと同じ強さになります。
時間は約3分程度なので、仕事や家事の合間にやってみてはいかがでしょうか。
Youtubeにも動画があるので、映像を見ながらできます。
散歩にプラスαなので、最初は週に2〜3回程度から始めてみましょう。
散歩とラジオ体操(第1)が毎日できるようになったら次のレベルです。
ステップ4:ウォーキングをしてみる
ウォーキングでは、運動を意識します。
もちろん、季節を楽しんだりするのですが、身体にも意識を持ちます。
手は前後に大きく振ります。
歩幅は、散歩の時よりも意識して少し広くします。
足は、踵から着地させ、拇指球で地面を蹴る感じで動かします。
少し息が弾むスピードでウォーキングしてみましょう。
隣に誰かがいれば、息は弾むが、「ニコニコ」楽しく会話ができる程度のスピードです。
顔が「しかめっ面」になり、話をするのが苦しいようでは、スピードが早すぎます。
最初は、散歩の途中で5分ぐらいウォーキングを試してみます。
これを繰り返し、徐々に時間を伸ばしてみましょう。
毎日、30分間(10分✕3回でもOK)続けられたら、もう立派な運動の実践者です!
ステップ5:スポーツクラブに行ってみる
さあ、本格的に運動を始めてみましょう!
スポーツクラブと聞いただけで、敷居が高いと感じる人がいるかも知れません。
そんなことありませんから、気軽に利用して下さい。
スポーツクラブのデメリットは、入会費や月会費など、お金がかかることです。
しかし、メリットもたくさんあります。
・いろんな運動が体験できる。
・運動をしている仲間ができる。
・体調不良などもしもの時に応急処置をしてくれ、救急車を呼んでくれる。
お金をかける価値が十分あると思いますよ。
スポーツクラブでは、天候を気にせずに、心地よい環境の中で運動ができます。
ぜひ、活用してみましょう。
まとめ
- 運動に対して、身構えたり、抵抗感を持っている人は、次のステップ1から始めて、ステップ5まで徐々に進めていく。
- ステップ1:家の中で身体を動かす
- ステップ2:家の周りを散歩してみる
- ステップ3:1日1回ラジオ体操をしてみる
- ステップ4:ウォーキングをしてみる
- ステップ5:スポーツクラブに行ってみる
- 心と身体を少しずつ慣らすことで、「運動」に対するバリアをなくすことが大切である。
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