桜の季節
桜が素晴らしい時期ですね。
ただ、このところ毎週のように天候が崩れて、桜が散ってしまわないか心配です。
満開に近い桜を鑑賞しながら、桜はなんでこんなにきれいなんだろう?
妻とそんな話になりました。
なんででしょう?
葉がなく花びらしかないところではないか、そんなふうにも思ったりします。
時間が過ぎるのがはやい
今年度も終わり、明日からはいよいよ新しい年度が始まりますね。
学校、職場、いろんなところで新しくスタートする日です。
はやいですね・・・
新年の挨拶をしたのが昨日のように感じられるのに、気づけば既に3ヶ月も経ってしまいました。
なんでこうも月日が経つのがはやいのでしょうか?
体内時計
今日、本棚にあった、昔読んだ本をふと手にしてパラパラっとページをめくっていたら、ちょうどそのことについての記述がありました。
不思議。探していたわけではないんだけれども。
その本は、福岡伸一著「動的平衡」(木楽舎)です。
この手の本はすきなジャンルです!
この本の中で、「タンパク質の新陳代謝速度が、体内時計の秒針なのである」(p44)と書かれています。
そして、「私たちの新陳代謝速度が加齢とともに確実に遅くなるということである。つまり体内時計は徐々にゆっくりと回ることになる。」(p44)ということだそうです。
自分の体内時計は歳を重ねるたびにゆっくりになっているのに、時間の進みは同じ。結果的に、時間がはやく過ぎているように感じる、ということだそうです。
この本は、2009年に出版されたものなので、その間に新しい考え方に変わっているかもしれませんが。
考えてみると
こどもの頃はすり傷や切り傷が絶えなかったけど、すぐに治りました。
今は、ケガをしてもなかなか治りません。もちろん、こどもの頃と今ではケガの質が違うかもしれませんが。
若い頃は、いろんな新しいことがすぐに覚えられました。スポンジのように!?
しかし、今は新しいことがなかなか覚えられません。身につきません。
同じことをするのにも、オジさんになった今の方が明らかに時間がかかっています。
これは、傷を治したり、新しいことを覚えたりするのも、身体の中のタンパク質の合成がきっと関わっているからだと思います。
若い頃に感じていた、治る時間、覚える時間が、オジさんの現在では明らかに長くなっています。だけど、1日24時間の進み方は昔も今も変わっていません。だから、あっという間に時間が過ぎていってしまうということなんですね。
体内時計をベースに考える
福岡先生の説はすごく腑に落ちました。
今まで、簡単にできていただろうことに時間がかかってしまう。仕事のスピードアップがなかなかできない。
などなど、昔と同じように考えるとストレスが溜まってしまいます。中年オジサンになると、仕事の量も増えるからなおさらです。
でも、歳を重ねることで、できる量・スピードが明らかに低下する。それは仕方ないことなんですね。
時間がかかることは、オジさん、オバさんの特徴。そのことを受け入れ、自分の体内時計で物事を考えられるようになる。
そうなれれば、きっと気も楽になり、良い仕事もできるようになるのではないでしょうか。
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