「睡眠負債」という言葉をよく耳にするようになりました。
これは、毎日の睡眠不足が蓄積した状態を表しているそうです。
睡眠が不足していても、週末にたっぷり寝てそれを解消できればいいのですが、どうやらそれはできないようです。
日本人は睡眠時間が少ない
睡眠についてe-ヘルスネットの記事を見つけました(※)。
この資料によると、就労者の睡眠時間について男性で、フランスで8時間24分、イギリスで8時間11分、ドイツで8時間00分などに対して、日本ではなんと7時間52分だったそうです。
女性でも同様の傾向で日本人は短く、さらに日本女性は男性よりもさらに短く7時間33分。記事を書かれた三島先生によると、家事や育児のため慢性的な睡眠負債状態だということだそうです。
なんで日本人はこんなに睡眠不足なんでしょうか?
睡眠の「量」も大切なのかな
翻って、自分のことを考えてみると、平日の睡眠時間は6時間程度です。短い・・・
仕事から帰ってきて、食事、テレビの視聴、入浴、少し勉強、と気づけけば11時。
朝活のため5時に起床しているので、睡眠時間は6時間。
この睡眠時間ですごく調子のいい時もあるし、眠いことも。全体的な印象としては、寝不足かな・・・
時間というよりは「質」の問題だと考えて、「質」をなんと上げたいと考えていました。
世界のデータを見ると、「量」も大切にした方がよいということでしょうか。
睡眠負債と病気
わたしたちの身体の様々な器官は自律神経の調節を受けています。
頑張っている時は交感神経、リラックス時は副交感神経が優位に働いていて、これらが適切なバランスを保っている時が健康な状態。
睡眠不足は、自律神経のバランスを崩し、交感神経が常に頑張っている状態にしてしまうそうです。
1日中、交感神経が戦闘態勢のような状況にしているので、身体が休まる時がないですよね。
このような状況が慢性化すると、肥満、高血圧、糖尿病など様々な疾病につながるそうです。
たかが睡眠、されど睡眠!大切にしないといけないですね。
うっかりミス
睡眠時間が短いと、集中力が低下して作業効率も下がるというデータもあります。うっかりミスが増えるという訳です。
これは、仕事の現場では生産性の低下につながり、結果として経済的に大きな損失を生んでいるようです。
仕事の時間が長い方が生産量が増え、そういう人が仕事ができている人だと勘違いししまっているようです。
そして、睡眠を削ってでも仕事をする。なとなく、日本はそういう雰囲気にあるように思います。
時間を長くやった方が「頑張ってる感」がでて、それを求める風潮があるようにも思います。
えっ、お前だけだって!?そうでしたら申し訳ありません。
しっかり寝たほうが生産性が高い!
オジさんの目からウロコ。明日から実践してみます。
(※)e-ヘルスネット > 休養・こころの健康 > 睡眠と健康 > 睡眠と生活習慣病との深い関係
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