血圧測定で始める健康管理

健康・運動

体調管理ってどうすればいいのですか?

自分の状態を毎日チェックすることから始めてはいかがですか?

血圧値は、それを知る一つですよ!

血圧値は、血液や血管の状態によって影響を受けます。

血液がドロドロだったり、血管が固くなると血圧の値は上昇します。

ですから、血圧値によって私たちの身体の状況を客観的に知ることができるのです。

血圧計は、手頃な価格で購入でき、ご家庭に既に血圧計がある方も多いのではないでしょうか?

その血圧計をもっと有効に利用してみましょう。

血圧は測り方の3つのポイント
  • 起床時、トイレにいったあとに測る
  • 椅子に座り、しばらく安静にし、リラックスした状態で測る
  • 心臓の高さで測る

毎日計測するには、手軽な血圧計があるといいですね。

また、データを管理する上でも簡単にスマートフォンと接続できると便利ですね。

スマートフォンで管理できれば毎日の変化をグラフで視覚的に捉えることができます。

血圧値は、最も身近な身体情報の一つです。

毎日計測して、体調管理に活用してみてはいかがでしょうか。

血圧値

血圧は、血管を押し広げる力(圧力)のことです。

血液の流れが速くなると血管を押し広げる力が強くなり、逆に、遅くなると弱くなります。

心臓がドキッと収縮したときに血液の流れが最も速く血圧も最も高くなり、最高血圧あるいは収縮期血圧といます。

心臓が拡張している時に血液の流れが最も遅く血圧も最も低くなり、最低血圧あるいは拡張期血圧といいます。

血圧は、心臓の動きとリンクして、最高血圧と最低期血圧の間を行ったり来たり変動しています。

血圧値の単位は、水銀(元素記号Hg)を何mm持ち上げられるかという計測に由来し、mmHgとなっています。

計測法

血圧は、コロトコフ音と呼ばれる音を計測して心臓の収縮期・拡張期血圧を判断します。

お医者さんは、聴診器でこのコロトコフを聞き分けます。

腕に巻いた布(マンシェット)で腕を締め付け、血液の流れを一時的に止めます。

そして、その締め付けを少しずつ緩めると、血液が急に流れ始め、その時に、血液が血管を振動させ、音を出します。

この音をコロトコフ音と言います。

コロトコフ音は小さい音ですが、聴診器を用い小さい音を大きくすることで聞くことができます。

ただ、計測中、周囲からいろんな雑音入るため、素人には音を聞き分けるのは難しく、慣れが必要です。

自動血圧計は、この音をマイク等で集音して最高・最低血圧を判断しています。

しかし、コロトコフ音と雑音との聞き分けは機械であっても難しいようです。

ですから、計測時は腕を動かしたり、マンシェットを触ったりにしないようにしましょう。

自動血圧計のように、機械で測れば正確だと思われがちですが、そうでもないのです。

人間の聞き分ける判断力の方がまだ優れてているようですよ。

ただ、今後は、AIを活用した新しい技術などで精度が上がってくることでしょう。

また、コロトコフ音ではなく、別の方法で血圧を計測する機器もあります。

血圧を計測する意義

血圧値は、収縮期血圧140mmHg、拡張期血圧90mmHgを超えてくると高血圧です。

高血圧は、「サイレントキラー」と呼ばれています。

静かなる暗殺者とでも訳すのでしょうか?

そっと忍び寄り、死に至らしめるです。

自覚症状もなく、血圧が上昇していき、気づいたときには手遅れ・・・

ですので、自覚症状がないからこそ、定期的に計測することが大切になります。

血圧が高くなり始めているところを察知できれば、食習慣や運動習慣を見直すことができます。

早めに病院に行けることも大きなメリットですね。

また、慢性的なストレス状態でも血圧は上昇します。

ストレスも知らず知らず溜まっていくものです。

こちらも早めに察知したいですね。

このように、血圧値を毎日計測することで、体調管理ができるのです。

毎日計測するには、手軽な血圧計があるといいですね。

スマートフォンと簡単に接続でき、データを管理できるものもあります。

スマートフォンで管理し、日々の血圧値がグラフで視覚化できれば、その変化を捉えやすくなります。

注意点

せっかく血圧を計測しても、正しい方法で計測されたものでなければ意味がありません。

簡単に計測できる血圧ですが、いくつか注意点があります。

計測時の姿勢

腕で計測する場合は、その位置を心臓の高さに合わせることが大切です。

心臓より腕が上にあると血圧は低くなり、下にあると高くなります。

これは、血液が受ける重力の影響のためです。

手を上げると重力で血液が下がり、腕の血液量が少なくなるため血圧が下がります。

逆に、手を下げると腕の血液量が増えることで血圧が上がります。

リラックスして計測

測定時にリラックスすることも大切です。

緊張すると、交感神経の活動が高まり、血液の流れる量や速度が増加します。

結果的に血圧を増加させてしまいます。

「白衣性高血圧」といって、お医者さんや看護師さん(つまり、白衣を着ている人)に血圧を測られると緊張して値が高くなってしまうことがあるそうです。

ですから、家庭でリラックスした状態で血圧を計測する意義がある訳です。

日内変動

血圧の日内変動にも注意したいですね。

血圧は、正常な方でも、睡眠中には低く、起床後から増加し、日中は高く、夕方から低下するといった変化をします。

ですから、決まった時間に計測し、日々の変化を観察することが大切です。

まとめ

  • 血圧とは、血管を押し広げる力(圧力)のことで、最高(収縮期)血圧と最低(拡張期)血圧の間を変動します。
  • 血圧は、自覚症状もなく上昇するため、毎日、計測してその値の変化に注意を払う必要があります。血圧が高くなり始めているところを察知できれば、食習慣や運動習慣を見直すことができ、早期に病院に診てもらうことも可能となります。
  • 血圧を計測する上での注意点は、計測する腕を心臓の高さに合わせること、リラックスして計測すること、そして、日内変動を考慮して毎日同じタイミングで計測すること。

高血圧になる前に気付けること、これが毎日の計測の意義です。

血圧が高くなってきた時には、食生活や運動習慣を見直してみましょう。

高血圧が疑われる場合は、早めに病院に行き、精密検査を受けるようにしましょう!

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