思い立ったが吉日、すぐに運動を実践する。
まずはやってみることはとても大切なことですね。
ただ、始めてみたものの、なかなか継続できないというのも現実です。
その原因の一つとして、運動が現状の生活リズムの中に無理矢理入れられていることが挙げられます。
また、継続の原動力はモチベーションです。
努力した結果として効果が現れれば、最大のモチベーションになりますよね!
運動による効果を評価するためには、自分の身体の現状の把握が必要になります。
今回は、運動を継続するために、始める前にやっておきたい次の2つの点について解説します。
- 生活習慣の記録
- 体重・心拍数の記録
生活習慣の記録
現状の生活習慣について、次の3点について記録しておくことをオススメします。
- 1週間毎日の流れ
- 食事
- 運動
1週間毎日の流れ
起床時間から、食事、通勤、仕事、帰宅、就寝時間など、可能な範囲で詳しく記録します。
イレギュラーなイベントもありますが、1週間の基本的なリズムが続いているはずです。
この記録を見直して、これまでの生活週間の中から「使える時間」を見つけ出す訳です。
新しいことを生活の中に取り入れるには、今やっている何かを止めないといけません。
その何を止めるかを、見極めるための資料になります。
食事
食事も、1週間分の記録をします。
食事内容を記録できるような携帯アプリもありますので、それらを活用するのもありですね。
大切な点は、食事だけでなく、間食など食べたもの全てを記録することです。
これで、食べているものの全体量をイメージできます。
そんなに食べているつもりでないのに、記録してみると意外とたくさん食べてる、みたいな発見もあるはず。
ばかにならない間食です。
3時のおやつに、疲れたから、なんて感じで結構食べているもので、こちらの把握も大切です。
せっかく運動でエネルギーを消費しても、間食で高カロリーなものを食べていては意味がありません。
また、運動だけで脂肪を減らしていくには限界があります。
やはり、食事の改善なくして、脂肪を減らしていくことは困難です。
食べているものの全体像が把握できれば、食事の改善に役立ちます。
運動
実際に歩数とかを計測してみると、もう少し動いているつもりだった・・・
そう感じることだと思います。
事実、私もそうでした。
人は過剰評価しがちなんですね。
今では、携帯に歩数や消費カロリーを記録する機能がついています。
それで1週間の分を記録してみましょう。
注意点は、携帯を持ち歩いていないとカウントされない点です。
費用はかかりますが、腰につけるタイプのカロリー計も販売されていますので、そういったものを活用するのもいですね。
現状、どの程度動いているのか?
それは、現状を把握するのと、今後、どの程度の運動が必要かという資料にもなります。
体重・心拍数の記録
自分の身体の現状も把握しましょう。
それには、毎朝、体重と心拍数を計測することをオススメします。
大切なのは、計測するタイミングです。
毎朝、起床時、トイレにいった後、体重と心拍数を計測・記録しましょう。
体重の記録
体重計は、保有率の高い機器ですが、意外と活用されていないようです。
体重の増減は、健康と密接に関連してきます。
また、運動の効果を判定するとき、元の正確な体重データが必要です。
毎日記録するようにしましょう。
1週間記録すると、体重のおおよその変動幅を把握できます。
下図は、私の最近の体重変化のグラフです。
1週間分のデータを4週間分のせてあります。
1週間で体重の変動が結構ありますね。
私の場合、現状の体重は74〜76kgで変動し、75kg±1kgとなっています。
ですので、1kg程度変動しても、それは誤差範囲だと理解します。
このデータを基準にして、運動の効果を評価していきます。
運動や食事改善をして、この変動が全体的に下方向にシフトしたら、その効果があったと考えられる訳です。
心拍数の記録
心拍数は、日々の体調のチェックです。
熱があるなど体調を崩している時、疲れが溜まっている時は安静時の心拍数が増加します。
ですので、現状、安静時の心拍数がどのぐらいの値であるのかを把握しておくことが大切です。
特別な装置がなくても、脈拍を計測する触診法で記録できます。
少し慣れが必要ですが、安静時であれば簡単にできます。
詳細は《脈拍数の測り方》をご覧下さい。
自動で計測してくれる装置があれば、それを装着して記録しましょう。
手首で計測するものや、胸にセンサを付けて計測するものなどがあります。
体重と同じように、心拍数も変動幅があるので、それを把握しておきます。
この数値を元に、体調のチェックに利用していきます。
まとめ
記録することも大変ですが、大切なデータになります。
運動を継続させるために、毎日の生活習慣の見直しから始めてみましょう。
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