頑張ったご褒美に、「ケーキ」、「パフェ」、・・・ってよく聞きますよね。
私も、オジさんですが甘いものが好きです。
同じように、頑張って仕事した時は、「ケーキ」とか食べたくなります。
そして、食べた後は、また頑張ろうっていう気持ちになり、脳も喜んでいます!
ちょっと待ってください!実は、そこに落とし穴が・・・
食べる時間はあっという間
「ケーキ」って食べる時間、どのくらいかかりますか?
仲間とおしゃべりしながらでもなければ、10分もかかりませんよね。
そのわずかな時間に、何キロカロリーのエネルギーが摂取されたか考えたことありますか?
私の好きな「ショートケーキ」。調べてみると、なんと約344kcal・・・。すごっ。
大きさとか材料でいろいろなんでしょうけれど。
運動で消費するとなると
344kcalを運動で消費するとなるとどのくらい時間がかかるでしょうか?
実施可能でないと意味がないので、私がやっているジョギングを例に調べてみました。
私は、走行距離7kmを1時間くらいかけてジョギングをしているので、毎分120mぐらいのスピードということになります。
これは、運動の強さでいうと7メッツぐらいだそうです。
このメッツというのは、少し説明するのが難しいので、次のことを覚えておくと良いと思います。
それは、メッツと体重と運動時間を掛け算すると、その運動で消費したカロリーが計算できるということです。
すごいですね。
そなると、ジョギングを1時間すると、
7メッツ✕75kg✕1時間で525kcalになります。
ショートケーキのカロリーよりは多いですね。
では、ショートケーキのカロリーを消費することだけ考えると、
毎分120mぐらいのジョギング(7メッツ)だと40分間という計算になります。
たかだか、10分もかからずに食べてしまったショートケーキのカロリーを消費するのに、40分も運動しなければならないのです。
これは、ちょっと・・・(汗;)
そうなると、カロリーを抑えるのが大切だということなりますが・・・
でも、やっぱり高カロリーなものが欲しくなる!
カロリーが少なくて満足できるものってありますか?
脳はカロリーが高いものを好む!?
どうやら「脳」が、高カロリーなものを好み、食べたくなるように仕向けているようです。
考えていれば、食べ物が簡単に手に入らない時代、少しでも高カロリーなものを、たくさん食べておくことはとても重要だったと思います。その必要性から、高カロリーなものを好む身体の仕組みができたという訳ですね。
ただし、現代は飽食の時代。
高カロリーな食べ物がたやすく手に入ります。
こんどは、蓄積したカロリーをどう消費するのか?が大きな問題となってしまったのです。
このような飽食の時代は、人類の歴史から考えれば、ほんのわずかな時間。
私たちの身体が、それに適応するにはとても短すぎです。
となると、今後、しらばらくは、「いかに消費するか」というテーマに人類は悩まされることになりそうですね。
頑張ったご褒美の高カロリーな食べ物。
脳は大満足なんですが、思わずカロリーを身体に溜め込んでしまうことに。
ご褒美はほどほどに!
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